
Vol.1 歯ブラシの選び方
La Belle Amou創刊号は、歯ブラシの正しい選び方の基礎をお話いたします。
虫歯や歯周病の原因であるプラークを取り除く1番の方法は歯磨きです。
そのために最も頼りになるのが歯ブラシです。
薬局やスーパーマーケットには様々な種類の歯ブラシが並んでいますが、歯ブラシの選び方として、自分に合ったものを選ぶのが大切です。
【適切なサイズ】
大人の方が使う場合には、大きさは大人用と書かれているものが良いと思います。私は歯並びの悪い方には、普通サイズより少し小ぶりのものをお勧めしています。
【毛の硬さ】
毛の硬さは歯茎が健康な人なら普通のもの、腫れや炎症のある人なら柔らかめをお勧めします。
【素材】
歯ブラシの毛の材質は、動物の毛よりもナイロン製の方が一般的で3列位毛が植えてあるものが多いようです。毛先の形はいろいろありますが、細く尖ったタイプは歯と歯茎の間に入りやすいのを狙ったものです。柄の太さや形もいろいろありますが、しっかりと持ちやすいものであれば、どれでも大丈夫です。
【歯ブラシの正しい持ち方】
歯ブラシの持ち方はバームグリップより鉛筆の持ち方である、ペングリップの方が歯ブラシの頭の小回りが効き当てる力も調節しやすく、毛先に加える力や動きを自由に制御することができます。

【歯ブラシの交換時期】
歯ブラシの交換時期は歯ブラシを後ろから見て毛先がフレームからはみ出していたら毛が開いてしまっている証拠です。その時が交換のタイミングです。
使用後はブラシの部分をよく洗い頭部を上にして自然乾燥させ、常に清潔に保つように心がけましょう。
目安としては1ヵ月に1本ぐらいの頻度で変えることをお勧めしています。
【最も自分にあった歯ブラシを選ぶには】
本当にご自身に合った歯ブラシを選びたい方は、かかりつけの歯医者さんや歯科衛生士さんに選んでもらうことをお勧めします。

天神HIT歯科院長中村 有佑(なかむら ゆうすけ)

【経歴】
・福岡歯科大学卒業
・九州大学病院研修勤務
・ひろえ歯科勤務
・博多ひろえ歯科勤務
・みとう歯科非常勤勤務
・吉塚セット歯科勤務
【資格・所属学会】
・日本歯周病学会
・日本補綴歯科学会